2014年、夏、甲子園1回戦。東邦高校VS日南学園高校「堅守の投手戦が予想されたが、蓋を開ければ打撃戦。東邦の溝口はスケール感のある長距離砲。」
【総評】
試合開始が30分遅れるほど、直前まで強い雨が降っていた甲子園。
堅守を売りにする両チームだけに、グランドコンディションの悪さがどう出るかが注目だった。
試合は投手戦の予想を覆し、完全なる打ち合いになった。
それも、そのはずで両チームの出てくるピッチャーが総じて制球が定まらなかったからである(大井は除く)。
おそらくはマウンドが柔らかすぎていつもと違い踏ん張りが効かなかったのが原因と思われる。
そして、球が高めに浮いたところを両チームの打者がポンポンと弾き返す。
結果として東邦打線が上回ったが、2回表ワンナウトの場面で藤嶋が覚醒しなかったらゲームはどうなっていたかわからない。
藤嶋はその後も制球は定まらなかったが、勝負どころでしっかりとした球を投げたのは良かった。
日南学園のピッチャーは最後まで球が浮いてしまい、東邦打線にいいようにやられてしまい残念だった。
東邦は打線が活性化したのは好材料だが、藤嶋のピッチングに課題が残った。
次戦は予選で見せたような、低めへ請求された素晴らしい投球を見たい。
【おじさん記録員の記録簿】
先攻、日南学園、後攻、東邦。
日南学園、先発は横川、東邦、先発は藤嶋。
雨で試合開始時間が30分遅れる。
一回表
カブノキ、四球。
植村、送りバント失敗、セカンドアウトからファーストへ悪送球も、植村セカンドを狙うもタッチアウト。
田久見、センター前ヒット。
萩原、レフト前ヒット。
前田、レフトフライ。
一回裏
鈴木、センター前ヒットで二塁まで、素晴らしい。
岡田、送りバント失敗。
児玉、レフトへはじき返す0-1
宮澤、ライトフライ。
峰、盗塁失敗。
二回表
横川、ライト前ヒット。
藤嶋、帽子が落ちまくる。
谷川、送りバント成功。
東、死球。
新谷、ライト前ヒット、ワンナウト満塁。
カブノキ、サードゴロ、ホームフォースアウト。
植村、三振。
藤嶋、急に覚醒するも帽子が落ちまくるのが気になって仕方ない。
藤嶋、ベンチでサイズの合う帽子を探してます。
二回裏
峰、センター前ヒット。
工藤、レフト前ヒット。
溝口、センターにポテンヒット。
ピッチャー交代、柳。
藤嶋、三振。
松原、スクイズ成功0-2
鈴木、センターフライ。
三回表
ツーアウト。
前田、三振。
三回裏
岡田、四球。
柳は左には投げにくそう。
児玉、送りバント成功。
宮澤、ランナー飛び出してしまいタッチアウト、死球。
峰、四球。
工藤、センター前ヒット0-3
溝口、サード横を破るヒット0-4
藤嶋、死球。
松原、サード強襲ヒット0-5
鈴木、ショートゴロ。
四回表
ツーアウト。
東、セカンドゴロ。
四回裏
岡田、ショートゴロ。
児玉、センターへヒット。
宮澤、ショートライナー。
峰、三振。
五回表
新谷、レフト前ヒット、ナイスバッティング。
カブノキ、レフト前ヒット。
柳、送りバント成功。
田久見、ライト前ヒット2-5
萩原、左中間へタイムリーツーベースヒット3-5萩原はサードタッチアウト。
ショートゴロ。
五回裏
工藤、ライト前ヒット。
溝口、送りバント成功。
藤嶋、ショートゴロ、ランナータッチアウト、一塁悪送球でツーアウト二塁。
松原、ライトへヒット3-6
鈴木、ライトオーバーのスリーベースヒット3-7
岡田、四球。
児玉、レフト前ヒット3-8
宮澤、センターフライ。
守備、四死球。
六回表
横川、レフトフライ。
谷川、ショートフライ、ナイスプレー。
東、サードゴロ。
六回裏
ピッチャー横川に戻る。
溝口、ツーランホームラン3-10
松原、レフトフライ。
鈴木、レフト線へツーベースヒット。
岡田、ショートフライ。
七回表
新谷、セカンドゴロ、ショートとの連携でスタンドを沸かす。
カブノキ、三振。
束元、ショートゴロ。
七回裏
児玉、レフトフライ。
宮澤、レフトフライ。
峰、セカンドゴロ。
八回表
田久見、左中間へツーベースヒット。
萩原、レフトフライ。
前田、ライトフライ。
横川、いいあたりもファーストが抑える。
八回裏
工藤、センターフライ。
溝口、センター前ヒット。
藤嶋、センターオーバーのツーベースヒット。
松原、センターフライ。
鈴木、ライト前ヒット3-11
岡田、三振。
九回表
ピッチャー交代、大井。
谷川、ライトフライ。
東、ピッチャーゴロ。
新谷、ショートゴロ。
【未来のドラ戦士候補】
東邦の溝口は2年生ながら素晴らしいスイングでホームランを放った。
懐が深く思い切りのいいバッティングはスケールの大きさを感じさせる。
これからの伸びしろを考えると非常に楽しみな選手。
pc
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