「幽体離脱する方法ってホントにあるのね」脳科学に興味出た時におすすめの本
「脳ってどうなってんだろう」
こんなふうに思うことって、たまにありますよね。
さらに、できることなら脳を鍛えて賢くなりたい(楽に)と思うのが人の常です。
賢ければ賢いほど世の中を渡るのが楽になるわけですから、人間の本能的な欲望の一つでしょう。
脳トレや脳内メーカーなどが流行ったのも、多くの人が脳に多大な興味を抱いていることを示しています。
ただ、いざ本格的に脳のことを勉強しようと思うと尻込みしてしまう人が多いのも事実です。
学者が書いた脳の本とかって、小難しいのが売りみたいなもんですからね。
そんな中、今回僕が読んだ本「単純な脳、複雑な『私』(池谷裕二著)」は非常に読みやすく、さらには興味を引く内容で脳のことを話してくれてます。
「なんか、脳のこと知りたくなっちゃたな~」という人には、ぜひ一度手にとって欲しい本です。
なぜ読みやすいか?
この本は、実は池谷裕二(彼も学者さんです)が母校の藤枝東の高校生に向けて講義した内容を書き起こしたものです。
生徒全体に話したものと、一部の学生に話したもの(3日分)が掲載されています。
高校生向けですから、言葉は一般的なものがほとんどですし、かなり噛み砕かれた表現になっています。
特に全体向けの方は読みやすく、どんどんと脳に興味を持ってしまいます。
一部の生徒に話したパートは、進学校の生徒でもさらに飛び抜けて賢い生徒が聞き役になっているので、答弁のレベルが凄まじいのですが、それでも高校生ですから理解はできます。
興味を引く内容とは?
- 手を見れば、理系か文系か理解できる?
- 指の長さと同性愛
- 天然パーマはIQが低い!?
- 長い時間一緒にいれば好きになる?
- 世界はわずか5分前にまるごと創造された?
- 「がんばれ!」の効果は絶大
- お金をたくさんもらうと仕事は楽しくなくなる?
このような興味深いテーマを、脳科学の最新の知識を用いて話してくれます。
特に僕が興味を惹かれたのが、この記事のタイトルにも入れましたが「幽体離脱を生じさせる脳部位がある」というテーマです。
これ衝撃的じゃないですか?
右脳の角回という部位を刺激された人の話を下に引用します。
「自分が2メートルぐらい浮かび上がって、天井のすぐ下から、自分がベットに寝ているのが部分的に見える」
完全に幽体離脱ですよね!
子供の頃に絶対ありえないと思っていたことが、こんなにあっさりと現実にありえますよと証明されるなんて、ある意味ショックです。
僕的には、時間が絶対的なものでないと知った時に匹敵する、新鮮な驚きがありました。
ただ、これも書いてあったんですが、幽体離脱って3割ぐらいの人は体験するみたいですね。
もっとレアなものかと思っていただけに、これはこれでショックでした。
まとめ
まあ、こんな感じで最新の脳科学の知識を興味深いテーマで理解しやすいように話してくれてます。
非常に複雑な社会に生きている我々ですから、自分のことをよく知っておくことは社会を生き抜いていく上で大きな武器になります。
なんて殊勝な気持ちになった時に、ぜひ読んでみてください。
「へぇー」の連続が待ってます。
pc
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